名古屋スクールオブミュージック&ダンスの真実|進路と評判の現場

名古屋スクールオブミュージック&ダンスの真実|進路と評判の現場

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ネット上の口コミで頻繁に散見されるのが「専門学校に行ってもデビューできない」「学歴にならないから無駄」という極論だ。しかし、この言説にはエンタテインメント業界の構造的リアリティを見落とした深刻な誤解が含まれている。

第1の盲点は、「デビューの定義」の変化だ。かつてのように「大手レコード会社と専属契約を結んでCDをリリースする」ことだけがプロの道ではない。インディペンデントでの配信収益化、劇団やテーマパークダンサーとしての年間契約、バックダンサーや振付師としての独立、さらには音響・映像技術者としての独立起業など、収益化のルートは極めて多角化している。

第2の盲点は、東海エリア特有の強力なエンタメインフラだ。中京圏はバンテリンドーム ナゴヤや日本ガイシホール、ポートメッセなごやに加え、愛知県国際展示場(Aichi Sky Expo)といったメガ会場が密集する日本有数の興行集積地帯である。東京の大手プロダクションが名古屋公演を行う際、現場の設営・運営・現地スタッフとしてNSMの卒業生や在校生実習生が組み込まれるケースが定着しており、これが確固たる就職ネットワークとして機能している。

山崎 陸
著者

山崎 陸

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