SNSやコミュニティ掲示板でたびたび話題にのぼる「不動を着ていたせいで即死した」という報告。これは単なる都市伝説ではなく、ゲームシステムの仕様に起因する冷厳な事実です。
通常、ハンターがモンスターの大技や重い打撃を受けると、大きく吹き飛んで地面に倒れ込みます。このダウン中から起き上がるまでの間には「完全無敵時間」が存在し、続く攻撃判定をやり過ごす防護シェルターの役目を果たしています。
ところが、不動の装衣を着用しているとダメージリアクションが完全にカットされるため、吹き飛びダウンが発生しません。これが最悪の形で裏目に出ます。攻撃判定が数フレーム単位で残留するブレス、足元に連続発生する削りダメージ、多段ヒット判定を持つ突進攻撃の内部にハンターの体が重なった場合、無敵時間による退避ができず、「すべての判定を直撃のまま全身で受け止める」事態に陥るのです。
約30%のダメージ軽減効果を付与されているとはいえ、1発あたり50〜80ダメージの判定が0.5秒の間に4〜5回連続でヒットすれば、体力バー200のゲージは文字通り一瞬で消滅します。ファンコミュニティで「黄金の棺桶」と揶揄される所以は、まさにこの多段ヒットの罠にあります。特に以下のシチュエーションでは着用が自殺行為になり得ます。
- イヴェルカーナの氷柱生成・氷結ブレス:地面に設置された氷柱が破裂する際の連続判定に巻き込まれ、身動きが取れないまま蒸発する。
- ナナ・テスカトリのヘルフレア:継続スリップダメージに加え、青い炎の炸裂判定を直立したまま連続被弾し、回復薬を飲む間もなく力尽きる。
- 激昂したラージャンの連続叩きつけ:本来は1発目で吹き飛べば助かる猛攻を、立ったまま全段受け止めて即死する。