三島食品「ゆかり」名前の由来とは?古今和歌集に秘めた命名の真相

三島食品「ゆかり」名前の由来とは?古今和歌集に秘めた命名の真相

三島食品「ゆかり」名前の由来とは?古今和歌集に秘めた命名の真相の重要なポイントについて、分かりやすい解説を基に徹底解説します。

これほど知名度が高い商品でありながら、ネット上ではいくつかの誤解がまことしやかに語り継がれています。その代表的な噂の真偽を検証します。

最も多い誤解が、「ゆかりという名前は、創業者の娘や妻の名前から取った」という説です。親しみやすい人名ふりかけの先駆けであるため、個人の名前を冠したと信じ込んでいる方が少なくありません。しかし前述の通り、公式記録および社史においてこれは明確に否定されています。あくまで古典文学の「紫のゆかり」と「人と人とのご縁」が起点であり、実在の特定の人物に由来するものではありません。後に登場した「ひろし」も、広島菜の「ひろ」に親しみを込めて擬人化したものであり、特定の社員の名前ではありません。

もう一つの盲点は、「原料のしそはどの品種でも同じ」という認識です。実は三島食品では、理想的な色・香り・食感を追求するため、約20年もの歳月をかけて自社専用の新品種「豊香(ほうこう)」を開発しています。契約農家とともに土壌管理から徹底した品質管理を行っており、一般的なしそとは一線を画す深い紫の色彩と芳醇なアロマを実現しています。この並々ならぬ農学的アプローチこそが、半世紀以上も模倣困難なトップブランドであり続ける強固な防壁となっています。

山本 拓海
著者

山本 拓海

デジタルガジェットとスマート家電の検証記事を多数執筆。失敗しないモノ選びを提案します。