鹿児島観光の計画を立てる際、最も慎重に判断すべきなのが「通常の一日乗車券(600円)」にするか、桜島までカバーする共通利用券「CUTE(キュート:1日券1,300円/2日券1,900円)」を選ぶかという点です。
通常の一日乗車券は、目の前に広がる桜島へ渡るフェリーには一切使えません。これに対して「CUTE」は、市電・市営バス・カゴシマシティビューに加え、CUTEキュート鹿児島桜島フェリーの定期航路(片道大人200円)が往復とも乗り放題に含まれます。さらに、錦江湾を約50分かけて遊覧する「よりみちクルーズ」の割引適用や、桜島島内を走る周遊バス「サクラジマアイランドビュー」全線が対象となります。
このサクラジマアイランドビュー範囲には、標高373メートルの第4合目に位置する「湯之平展望所」や「赤水展望広場」など、個人の徒歩では到底到達できない絶景スポットが含まれています。島内の一般路線バス(鹿児島交通運行)には乗れませんが、観光目的で島内要所を周遊するだけであればアイランドビューで十分カバーできます。
では、具体的にどちらの券が鹿児島一日乗車券元が取れるか、運賃データから損益分岐点を検証してみましょう。
鹿児島市電の均一運賃は大人170円です。市電のみを利用する場合、一日乗車券(600円)で元を取るには最低4回の乗車が必要です。鹿児島中央駅から天文館を1往復する程度(計340円)では赤字になりますが、仙巌園や城山へカゴシマシティビューを使って足を延ばせば、往復だけで460円に達し、市電を1度挟むだけで簡単にペイできます。