逮捕の報が駆け巡った直後、容疑者が留置された群馬県前橋警察署の周辺には、昼夜を問わず無数のマスコミが殺到した。取調室で何が語られたのか。当初は容疑を認める供述が報じられ、実刑判決すら取り沙汰される緊迫した事態となった。だが、事件発生からわずか17日後、局面は急転する。
弁護人を通じて被害者女性との間で示談が成立し、検察は不起訴(起訴猶予)処分を決定。高畑裕太は釈放された。しかし、弁護側が発表した「同意があったと見なせる状況だった」とするコメントは、世論の猛反発を招く結果となる。法的な決着と社会的な制裁の乖離。この温度差こそが、事件の尾をひく最大の要因となった。