交際開始から15年以上の歳月が経過しながらも、2人が法律上の婚姻届を提出せず「事実婚」というパートナーシップを選択し続けている点には、現代的な大人の人生観が反映されています。
大きな要因として挙げられるのが、双方に離婚経験がある点です。柏原崇は2004年に女優の畑野ひろ子と結婚したものの2006年に離婚。内田有紀もまた俳優の吉岡秀隆との婚姻生活を経て離婚を経験しています。形式的な婚姻関係に縛られることのリスクや重圧を身をもって知る2人だからこそ、「紙一枚の契約」よりも日々の信頼と実質的な結びつきを最優先する結論に至ったと見られます。
家族社会学の観点から見ても、経済的・精神的に自立した大人が選択する事実婚は、従来の家制度や形式主義から脱却した「対等な協業関係」と言えます。公私の境界線を明確に保ちつつ、マネージャーと演者、そして人生の伴侶という多重の役割を破綻なく機能させるための、極めて合理的な生活設計です。