1990年代半ばのテレビカルチャーを揺るがした日本テレビ系『進め!電波少年』。その看板企画としてスタートしたのが、当時ほぼ無名だった猿岩石によるユーラシア大陸横断ヒッチハイクでした。ヒッチハイクのみでアジアからヨーロッパを走破するという無謀なプロジェクトは、移動費や食費を現地での過酷なアルバイトで稼ぎながら進むという、文字通りの命がけの旅程でした。
異国の地で飢えと疲労、孤独に苛まれ、精神的にも肉体的にも限界を迎えていた有吉弘行と森脇和成。その姿は単なるお笑い番組の枠を大きく踏み越え、当時の日本社会に強烈なリアリティと共感の渦を巻き起こしていきました。そんな張り詰めた状況下で投入されたのが、ロックバンド・爆風スランプによる応援プロジェクトでした。