小さな子どもやペット(犬・猫)がいる家庭では、室内に飾る植物の毒性について正しい知識を持っておく必要があります。
まず南天は、漢方薬「南天実(なんてんじつ)」として咳止めシロップなどに利用されていることで有名ですが、生の植物体にはドメスチンやナンジニンといったアルカロイド系の有毒成分が含まれています。鳥にとっては無害でも、人間やペットが一度に大量の葉や実を誤食すると、知覚麻痺や呼吸不全、嘔吐を引き起こす危険性があります。少量口にした程度で重篤化することは稀ですが、誤飲には十分な警戒が必要です。
一方、千両(センリョウ科)や万両(サクラソウ科)については、劇烈な毒性成分は報告されていません。しかし、観賞用の植物であるため食用には適さず、消化不良やアレルギー反応を引き起こすリスクはゼロではありません。室内にお正月飾りとして生ける際は、猫や小さな子どもの手が届かない高所に配置するのが鉄則です。