日本のサブカルチャーを牽引する集英社やKADOKAWAといった大手出版社のコンテンツは、ファンによる活発な二次創作やリアクションによって熱量が維持される構造を持っている。公式が提供する上質な物語に対し、ファンが独自の解釈やパロディを付け足して楽しむ共創関係だ。
読者は単なる受け手にとどまらない。面白いコマや台詞を見つけ出し、それを自分たちの文脈で再定義して拡散する「編集者」のような視点を持っている。公式コンテンツの熱量を燃料にしながら、ファンダムが自律的にミームを回転させるエコシステム。これこそが、数々のネット流行語を絶え間なく生み出し続けるエンジンの正体にほかならない。