インターネット上で「campo real madrid」というキーワードを調査すると、時に文脈の異なる不思議な検索結果に行き当たることがあります。ここには海外サポーターや旅行者が陥りがちな2つの大きな盲点が存在します。
第1の盲点は、地理的な同名誤解です。スペイン語の「Campo Real」は直訳すると「王立の野原/グラウンド」という意味を持ちますが、実はマドリード州東部に実在する人口約7,000人の伝統的な自治体「カンポ・レアル(Campo Real)」を指す名称でもあります。名産のオリーブや羊乳チーズ(ケソ)で知られるこののどかな町は、レアル・マドリードのクラブ施設とは一切関係がありません。スペイン語圏以外の検索ユーザーが「レアル・マドリードのグラウンド」という意味で検索した結果、この自治体情報と混同されるケースが散見されるため注意が必要です。
第2の盲点は、本拠地スタジアムと「練習場」の混同です。日々の練習風景や下部組織(カンテラ)の拠点は、ベルナベウではなくマドリード北東部に位置するシウダーレアルマドリード練習場バルデベバスにあります。120ヘクタールというバチカン市国よりも広大な敷地を誇るバルデベバスには、ファーストチームの専用宿泊施設、医療・リハビリセンター、最新鋭のトレーニンググラウンドが集約されています。選手の出待ちや日常的なトレーニング見学を期待してベルナベウを訪れても、そこにはスタジアムとオフィシャルショップしかありません。用途と目的地を取り違えないことが肝要です。