食後数分から数時間以内に現れる異変には、明確な警戒が必要です。最も初期に現れやすいのが口腔アレルギー症候群(OAS)に類似した反応で、唇の腫れや口蓋の痒み、そして見逃してはならないのがエビアレルギー特有の喉の違和感です。「喉がイガイガする」「締め付けられるような感覚がある」といった訴えは、気道の粘膜が腫れ始めている危険なサインです。
皮膚症状としては、全身に広がる発疹や強い痒みを伴う膨疹が代表的です。こうしたエビアレルギーによる蕁麻疹の対処法としては、まず原因食物の摂取を即座に中断し、患部を冷水や保冷剤で冷やしながら安静を保つことが基本となります。医療機関で処方された抗ヒスタミン薬や抗アレルギー薬の頓服も有効ですが、自己判断による市販薬の乱用は症状の悪化を招く恐れがあります。
さらに警戒すべきは、複数の臓器に症状が広がるエビアレルギーによるアナフィラキシーです。血圧低下や意識障害を伴うアナフィラキシーショックへと急速に進行した場合、数分から数十分で心停止に至る危険性があります。過去に重篤な症状を経験した患者に対しては、携帯型自己注射薬であるエピペンの処方基準(過去のアナフィラキシー既往や危険因子の有無)に基づき、医師から自己注射薬が処方されるケースが増加しています。