SNSで便利に使われる一方で、このフレーズを取り巻く環境には見落としがちな落とし穴が存在します。一部のネットユーザーの間では、「なんでも肯定できる万能の免罪符」のように濫用され、受け手側に冷ややかな印象を与えるケースが散見されるようになりました。
最も大きな誤解は、「上から目線の品定め」として受け取られてしまうリスクです。そもそも元ネタの文脈の多くは、強大な力を持つキャラクターや、百戦錬磨のベテランが格下の相手を評価する構図に基づいています。そのため、対等な友人関係や、ましてや目上の人物に対して無自覚に使うと、「何様のつもりなのか」「傲慢で鼻につく」という反発を買いかねません。
また、単なる製品の不具合や著しいマナー違反に対して「尖っているから気に入った」と擁護する動きは、コミュニティ外から見れば単なる盲信や迷惑行為の肯定に映ります。「短所の全肯定」と「客観的な問題の放置」を混同することは、発信者のリテラシーが厳しく問われる現代において危険な兆候と言えます。