ケンタッキー秘伝スパイス流出の真相と2026年最新の再現レシピ全貌

ケンタッキー秘伝スパイス流出の真相と2026年最新の再現レシピ全貌

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この鉄壁のセキュリティが突如として破られたと世界中で大騒動に発展したのが、2016年8月に米大手紙シカゴ・トリビューン(Chicago Tribune)が掲載したスクープ記事でした。同紙の旅行担当記者が、ケンタッキー州にあるサンダースのルーツを取材した際、カーネルの甥であるジョー・レディントン氏(当時67歳)と対面。その取材の過程で、レディントン氏が亡き叔母(カーネルの2番目の妻クラウディア)のスクラップブックを持参したことから事態は急展開を迎えます。

アルバムの裏表紙に、手書きで走り書きされた遺言公正証書の控えがあり、その裏面に「11 Spices — Mix With 2 Cups White Fl.(11種類のスパイス ― 2カップの白小麦粉と混ぜる)」と明記されたメモが残されていたのです。記者が「これが本物の秘伝レシピなのか」と問い詰めたところ、レディントン氏は取材の場で「これこそが、かつて叔父の店で使われていた本物の11種類のスパイスだよ」と証言しました。

世界的な大スクープとして瞬く間に地球上を駆け巡ったこの報道に対し、日本を含む世界中のメディアが追試に走りました。しかし直後、事態の深刻さに気づいたのか、親会社のヤム・ブランズおよび米国ケンタッキーフライドチキン公式発表は次のような声明を出し、完全否定の構えを取りました。

「長年にわたり多くの人々がレシピを発見したと主張してきましたが、どれも正確ではありません。今回報じられたメモも本物ではなく、本物のレシピは今も安全な金庫に眠っています」

一方、取材を受けたレディントン氏本人も後日、「あれが本当に本物かどうかは自分には分からない」と発言を後退させました。食品業界の関係者や知財の専門家は、この一連の動きについて「もし公式が本物だと認めてしまえば、数十億ドル規模のブランド価値を持つ『トレードシークレット(営業秘密)』としての法的保護を失うため、仮に合致していたとしても公式発表で認めることは絶対にあり得ない」と分析しています。

渡辺 美咲
著者

渡辺 美咲

心身ともに健康で持続可能なライフスタイルをテーマに、最新のウェルネストレンドを発信中。