試合の風向きを決定づけたのは、やはりこの男のバットだった。4回裏、同点で迎えた第3打席。ロイヤルズ先発が投じた外角低めのスライダーを、大谷翔平は見逃さなかった。完璧なタイミングで振り抜かれた白球は、ライトスタンド深層へと突き刺さる打球速度118マイルの特大ソロ本塁打となった。
マウンド上での好投に続くこの一撃に、地元ファンは総立ちとなった。ロイヤルズのバッテリー陣は入念な配球データをもとに配球を組み立てていたが、甘いボールを逃さない大谷の圧倒的なスイングスピードの前には術がなかった。相手監督も「防ぎようのない一発だった」と試合後に脱帽した。