2つのテストにおける最大の相違点は、「公式スコアとして対外的に認められる個人受験か」それとも「学内・組織内のレベル判定を目的とした団体受験か」という設計思想にあります。
TOEFL iBT(Internet-based Test)は、個人が公式Webサイトから申し込んで指定会場や自宅で受験するグローバルスタンダードのテストです。ETSから直接オフィシャルスコアレポートが志望校へ送付され、世界160カ国・12,000以上の機関で正式な英語力証明として認められます。
一方のTOEFL ITP(Institutional Testing Program)は、大学や語学学校、企業などの団体が所属メンバー向けに実施するプログラムです。過去に実施されたペーパー版TOEFL(PBT)のテスト問題を再利用して作成されており、個人が直接ETSに申し込んで単独受験することはできません。
また、ITPには「レベル1(中級〜上級向け)」と「レベル2(初級〜中級向け)」の2種類が存在します。日本の多くの大学でクラス分けや交換留学選考に使われているのは主にレベル1であり、試験時間や問題数、スコアレンジ(レベル1は310〜677点、レベル2は200〜500点)が明確に分かれています。