ネット上の掲示板やSNSでは、「綾瀬はるかの初期写真集はすべて手に入らない」「電子書籍では読めないカットが多いのでは」といった噂が散見されますが、実際の市場動向には明確な棲み分けが存在します。
まず、2000年代初頭の初期グラビア写真集(『birth』や『ひと夏…。』など)は、出版社側の増刷予定がなく、確かに絶版プレミア化しています。特に帯付きの美本や初版限定特典が付属した状態のものは、フリマアプリや古書店で定価の2倍から3倍(約4,000円〜7,000円前後)で取引されるケースも珍しくありません。当時のあどけない表情や貴重なカットを手元にコレクションしたい場合は、状態と価格のバランスを慎重に見極める必要があります。
対照的に、2010年代以降の『BREATH』や『ハルカノセカイ』シリーズは、講談社や集英社の積極的なデジタル展開により、Kindleや楽天Kobo、各種電子書籍ストアで高解像度配信が行われています。電子版のメリットは、スマートフォンの画面でも肌の質感や料理の湯気まで鮮明に拡大鑑賞できる点にあります。一方で、紙の書籍はブックデザイン(装丁)や紙質、見開きレイアウトの迫力にこだわって作られているため、「部屋に飾るアートブック」「手触りを楽しむ写真集」として紙版を購入する根強いファンも多数存在します。