鳥獣戯画とは?日本最古の漫画と呼ばれる理由と隠された謎の真相

鳥獣戯画とは?日本最古の漫画と呼ばれる理由と隠された謎の真相

鳥獣戯画とは?日本最古の漫画と呼ばれる理由と隠された謎の真相の真相について、専門知識を詳しくお届けします。

Q1:高山寺に行けば、鳥獣戯画の本物(原本)をいつでも見ることができますか?
A1:いいえ、常設展示されている原本はありません。高山寺にあるのは精巧に作られた模本(レプリカ)です。原本は文化財保護の観点から東京国立博物館(甲・丙巻)と京都国立博物館(乙・丁巻)に寄託されており、数年に一度開催される特別展などの限られた機会でのみ公開されます。

Q2:鳥獣戯画にはなぜ文字(詞書)が一切書かれていないのですか?
A2:明確な理由は解明されていませんが、仏事の解説用として口頭で説明を加える「絵解き」に使われたため、あるいは絵師や鑑賞者が文字の助けを借りずとも内容を共有できる共通教養を持っていたためと考えられています。また、文字を排したことで、純粋な視覚表現としての完成度が高まっています。

Q3:甲巻に登場する動物の中で、最も多く描かれているのは何ですか?
A3:甲巻に最も頻繁に登場するのはウサギとカエル、そしてサルです。場面によってキツネやシカ、イタチなども登場しますが、物語を牽引するメインキャラクターは常にウサギとカエル、サルの3種であり、互いに競い合ったり法会を催したりする様子が描かれています。

Q4:教科書には「鳥獣人物戯画」と載っていますが、どちらが正しい呼び方ですか?
A4:国宝としての正式名称は『鳥獣人物戯画』です。一般的に普及している「鳥獣戯画」はこれを短縮した通称です。丙巻や丁巻には動物だけでなく人間が主役として数多く描かれているため、作品全体を正確に表す名称として「人物」が含まれています。

橋本 菜々子
著者

橋本 菜々子

グルメと旅を愛するフリーライター。全国各地の隠れた魅力を独自の視点から紹介します。