メーター内に配置されたDPF警告灯には、ドライバーに向けた明確なメッセージが込められています。見過ごしてはならないのが「点灯」と「点滅」の違いです。
黄色く「点灯」している段階は、まだ初期の案内フェーズです。「自動再生の条件が整っていないため、長めの巡航運転をしてほしい」あるいは商用車であれば「速やかに停車して手動再生スイッチを押してほしい」という促しの状態です。この段階であれば、適切な走行やボタン操作で速やかに解消できます。
極めて危険なサインとなるのがDPF警告灯の「点滅」です。これはススの堆積量がフィルターの限界許容量を超え、システムが自動再生を強制中断した異常事態を意味します。この状態になると、もはや通常の走行や手動スイッチ操作では燃焼処理を受け付けません。
点滅を放置して走行を続けると、車両コンピューターはエンジンやタービンを熱害から守るために「フェイルセーフモード」へ移行します。アクセルを踏み込んでも速度が40km/h程度しか出ない出力制限がかかり、最終的にはエンジン再始動すら拒否される最悪のシナリオが待っています。