飛行機の重さを語る際、基準となるのが「最大離陸重量(MTOW)」です。これは機体、乗客、貨物、燃料のすべてを含め、安全に離陸できる限界の総重量を指します。日常的に運航されている旅客機は、サイズや飛行距離によって重さが劇的に異なります。
国内線で頻繁に活躍する小型機(ボーイング737-800やエアバスA320)の最大離陸重量はおよそ70〜80トン前後です。これに対して、中型機であるボーイング787-9は約250トン、長距離国際線の主力を担うボーイング777-300ERは約350トンに達します。そして「空飛ぶホテル」とも呼ばれた世界最大の総2階建て旅客機、エアバスA380の最大離陸重量は驚異の約575トンを誇ります。
旅客機全体の平均値を一概に出すのは困難ですが、国内の幹線や国際線を飛び交う標準的なジェット旅客機の重量は、おおむね150トンから300トン前後のレンジに収まるのが一般的です。