新幹線が動かないとなれば、誰もが「飛行機への切り替え」や「高速バスへの振り替え」を思い浮かべる。だが、台風接近時における代替手段の確保は甘くない。
航空便は強風や視界不良に極めて弱く、新幹線が止まるよりも早い段階で欠航が決まることが多い。羽田・成田・伊丹・関空などを発着する主要路線は、発表直後にキャンセル待ちすら不可能な状態に陥る。また、高速バスについても、高速道路の通行止めが発令された時点で運休を余儀なくされる。
在来線への乗り換えも推奨できない。在来線は遮音壁や防風ネットの設備が新幹線より手薄なため、より早い段階で運転見合わせに入る。台風下の移動においては「無理な迂回ルートを探す」よりも「日程を前倒しするか、完全にキャンセルして暴風域の通過を待つ」判断こそが最も安全と言える。