近年、エンターテインメントの主戦場は地上波テレビから動画配信プラットフォームへと大きくシフトした。多様なリアリティを追及するAbemaTVのオリジナル番組や、Netflixの劇的なヒューマンドラマ『サンクチュアリ -聖域-』のように、人間の業や欲望、挫折と再起を包み隠さず描く作品が世界的な支持を集める時代だ。
こうした配信カルチャーの隆盛は、視聴者の「人間の多面性」に対する受け止め方をも変えつつある。かつては画一的な道徳観で切り捨てられていたスキャンダルや挫折のドラマも、複雑な人間味として再評価される地壌が整いつつあるのだ。