Web上の口コミや噂の中には、実態と異なる誤解が少なからず散見されます。その代表例が「高知蔦屋書店は観光客向けの施設であり、地元民の日常使いには向かない」「作業をするにはコスパが悪い」という論調です。
まず「観光向け」という言説についてですが、実態は大きく異なります。テナントのラインナップを見れば一目瞭然であるように、日常使いできる輸入食品店や生活雑貨、日々のランチに手頃なテイクアウト、さらには定期購読に対応した雑誌コーナーなど、売上のベースを支えているのは紛れもなく地域住民の日常的な消費行動です。観光地的な華やかさを持ちつつも、根底にあるのは「高知市民の生活インフラ」としての機能です。
次に「作業スペースとしての使い勝手」に関する誤解です。「カフェ席で長時間のPC作業がしづらい」という不満がネット上で散見されますが、これは利用する場所の選択ミスに起因しています。一般的なカフェスペースは飲食と読書を主目的として設計されているため、電源の配置や作業ルールが制限されているのは当然の配慮です。
本格的なリモートワークや学習を目的とする場合、選択すべきは3階のシェアラウンジです。時間従量制の料金は発生するものの、高品質なオフィスチェア、電源タップ、モニター貸出、さらにはこだわりのドリンク類やナッツ・スナックがフリーで提供されます。通信環境の安定性と作業効率を時間換算すれば、一般的なコワーキングスペース以上のコストパフォーマンスを発揮します。この棲み分けを理解していないことによるミスマッチが、一部のネガティブな口コミを生んでいるのが真相です。