本作が達成した「累計売上枚数300万枚」という数字は、2000年代の日本の音楽産業においてまさに孤高の到達点です。特に注目すべきは、発売から13年が経過した2016年に巻き起こった、ファンによる未曾有の「購買運動」の経緯です。
2016年1月、SMAPの独立・解散危機が大手スポーツ各紙で一斉に報じられると、グループの存続を願う熱心なファン層がSNSを中心に結集。「SMAPに感謝の想いを伝えよう」「解散を食い止めたい」という祈りを込め、全国のCDショップで本作を一斉に買い支えるムーブメントが勃発しました。この草の根の運動は一般層やCDショップ店員をも巻き込み、年間を通じてチャートに返り咲きを続け、2016年12月にはついにオリコン集計で300万枚のトリプルミリオンを達成。日本の歴代シングル売上ランキングにおいて歴史を塗り替えることとなりました。
ストリーミングやデジタル配信が主流となった現在の音楽市場において、フィジカルCDとして実売300万枚を超えた記録は、今後破られることが極めて困難な歴史的モニュメントと言えます。