放送開始から長い年月を経て枠移動を繰り返してきたモヤさまに対し、視聴者やネットコミュニティはどのような視線を向けているのでしょうか。主要SNS(Xなど)やポータルサイトのコメント欄を定点観測すると、枠移動の当初と現在ではファンの受け止め方に明らかな地殻変動が起きています。
日曜ゴールデン時代は「明日の仕事や学校を前に、憂鬱な気分を吹き飛ばしてくれる日曜夜の精神安定剤」として支持されていました。そのため、深夜枠への降格発表時には「日曜夜の楽しみが奪われた」「テレ東は編成ミスを犯した」といった批判的な声が殺到したのも事実です。
ところが、現在の土曜午前11時30分枠に落ち着いて以降、ファンの間では「むしろ今の時間帯が一番生活リズムに合っている」という肯定的な評価が支配的になっています。実際の視聴者の声を検証すると、以下のような傾向が顕著です。
- 「休日の朝、遅めに起きてブランチを食べながらぼーっと観るのに、このテンポとゆるさが驚くほど心地いい」
- 「日曜夜の75分〜90分は情報過多に感じていたが、土曜の45分枠はダレることなくサクッと見終えられる理想的な尺」
- 「リアルタイムで見逃しても、TVerのお気に入り登録から休日の好きな時間に消化できるため、枠移動によるストレスを感じなくなった」
番組初期からの代名詞であるHOYAの音声合成ソフトウェア(ショウ君のナレーション)による無機質で独特な語り口や、あえて何もない住宅街を歩くロードムービー的な構成は、騒がしい情報バラエティに疲弊したデジタル世代にとって「能動的に集中しなくてよい癒やしの時間」として機能しています。