源田のキャリアにおいて、避けて通れない出来事の一つが2022年秋に明るみに出たSNS上のトラブルです。検索サジェストでも今なお関心を集める「源田壮亮 騒動の真相」ですが、事態の推移と源田が取った行動は、現代のネット社会における危機管理として極めて異例かつ誠実なものでした。
発端は、妻である衛藤美彩の公式Instagramアカウントに対し、数カ月間にわたって執拗な誹謗中傷や身の危険を感じさせるメッセージが大量に送りつけられたことでした。身重の妻を守り、生まれてくる子供の安全を確保するため、源田夫妻は裁判所を通じて発信者情報開示請求に踏み切ります。その結果、中傷メッセージの発信元が当時のチームメイトであった選手の妻の裏アカウントであることが判明したのです。
週刊誌等でセンセーショナルに報じられた直後、源田は自身のInstagramに長文のコメントを投稿しました。その声明文で源田は、開示請求を行った目的はあくまで「妻の身の安全を守るため」であり、相手がチーム関係者だと知ったときの激しいショックと苦悩を告白。同時に、「相手方への処分を望んでいるわけではない」「チームメイトを責めないでほしい」と訴え、動揺する球団ファンや関係者に向けてキャプテンとしての責任を一身に背負う姿勢を示しました。
私情と公務を切り離し、怒りに身を任せることなく、法的な正当性と人間的な慈悲を両立させたこの対応は、球界関係者のみならず一般の法曹関係者やメディアからも「リーダーとしての理想的な振る舞い」と高く評価されました。