ファン必見のスタッツデータに目を向けると、岡本和真の進化は数字上でも明白だ。シーズン30本塁打を継続してクリアする再現性の高さに加え、近年顕著なのが打球速度(Exit Velocity)とバレル率の上昇である。逆方向へ軽々とフェンスオーバーさせる広角打法は、球速150キロ台後半のフォーシームを苦にしない対応力を裏付ける。
三振率を抑えつつ四球を選ぶアプローチの成熟により、出塁率と長打率を足し合わせたOPSは常に高水準を維持。守備面でも三塁手としてのDRS(守備防御点)やUZRで安定した数値を叩き出し、一塁手としてもハイレベルなハンドリングを見せる。単なる「飛ばし屋」ではなく、攻守両面でチームに勝利をもたらす総合力の高さが、セイバーメトリクス分析によって再評価されている。