近年、NetflixやAmazon Prime Videoをはじめとする大手動画配信サービスにおいて、過去のJホラー名作が世界中に配信され、新たな世代の視聴者を獲得している。国境や時代を超えて消費されるこれらのコンテンツは、SNS時代における「バズ」や「拡散」の持つ牙と不気味にリンクする。
現代の若い世代にとって、かつてのテキスト型メールは過去の遺物かもしれない。しかし、形を変えた不気味なDMや拡散型チャレンジ動画の形で、全く同じ心理的構造が繰り返されている。コンテンツの隆盛に伴い、映画産業が提示してきた恐怖の地平は、現代のデジタル空間でも依然として形を変えて生き続けているのだ。