顔の輪郭が整っても、髪の毛がヘルメットのように頭皮に張り付いてしまうとイラストのクオリティは一気に落ちます。髪の毛の描き方 コツの本質は、「頭蓋骨のアタリの外側に、空気を含む厚み(ボリューム層)を1〜2cm分確保すること」です。
髪の毛を描く手順は、以下の3ステップに分解して捉えます。
- つむじ・生え際(起点)の決定:髪がどの位置から放射状に流れているかを決める。
- ブロック分割(前髪・横髪・後ろ髪):いきなり毛先を描かず、大きな「面」の塊としてシルエットを作る。
- 毛先のディテールと遊び毛の追加:大きな束の外側に、細い毛束や跳ねた毛(アホ毛・後れ毛)を散らして軽やかさを演出する。
また、初心者が苦手意識を持ちやすいのが横顔の描き方です。横顔を描く際は、額・鼻・唇・アゴを結ぶ「Eライン(エステティックライン)」を意識し、鼻先とアゴ先を結んだ直線より唇がわずかに内側に収まるように設計します。後頭部の丸みを削らず、首を頭の中心ではなくやや斜め後ろから伸ばすことで、自然で美しい立ち姿が完成します。