ネット上のQ&Aサイトでは「届かないなら迷惑メールフォルダを見ろ」という助言が定番化していますが、それだけでは解決しない高度な盲点が現在のGmailには存在します。
第一の盲点は、Gmailフィルター設定の確認を怠っているケースです。Gmailの検索ボックス横から作成できるフィルター機能は便利ですが、例えば「過去に特定のキャンペーン通知を消すために設定したルール」に含まれる条件(例:特定の共通単語や「no-reply」などのアドレス文字列)が、別の重要な業務連絡や認証通知と合致してしまう事故が頻発しています。「受信トレイをスキップ(アーカイブする)」が適用されていると、新着通知も出ず、受信トレイにも表示されないまま「すべてのメール」の中に沈み込みます。
第二の盲点は、Gmailサーバー障害の現在状況に関する誤解です。メールが届かないとき「Googleのサーバーが落ちているのでは」と疑う声がSNS上で散見されますが、Google Workspaceの月間稼働率は99.9%以上を維持しており、完全なサービス停止が長時間続く事例は極めて稀です。障害の有無を確認する際は、個人の推測ではなく、公式の「Google Workspace ステータス ダッシュボード」を参照するのが鉄則です。障害マップ上でGmailが緑色の「正常」を示している場合、原因は100%送信経路か個々の設定環境にあります。