沖縄本島と古宇利島を結ぶ全長約1,960メートルの古宇利大橋は、車で渡るだけでも息をのむ美しさを誇ります。しかし、橋の上やビーチからの視点は水平方向に限られ、サンゴ礁が織りなす繊細な色彩のグラデーションの全体像を捉えきることはできません。古宇利島のパラセーリングが多くの旅行者を惹きつける最大の理由は、鳥の視点(バードアイ)から360度広がる「古宇利ブルー」の全景を完全に俯瞰できる点にあります。
上空約50メートルから100メートルに達すると、周囲を囲むエメラルドグリーンの浅瀬から深みのあるディープブルーへと変化する海の境界線、そして島を取り囲むサンゴ礁のリーフエッジがくっきりと浮かび上がります。地上からの観光だけで済ませてしまった旅行者が、後から空撮映像や体験者の写真を見て「飛んでおけばよかった」と悔やむケースは後を絶ちません。視界を遮るもののない空中空間で浴びる海風と静寂は、日常の喧騒を一瞬で忘れさせる圧倒的な開放感をもたらします。