現場の実態を確かめるべく、出町柳駅周辺および白川通沿いの主要クリニック周辺で実際の通院者に対するヒアリングと現地観察を行いました。そこで見えてきたのは、オンライン予約システムの普及に伴う「通院スタイルの激変」と、それに追いついていない一部の受診行動です。
左京区内の人気クリニックでは、当日の朝7時30分または8時00分からWeb上で受付を開始するシステムが主流となっています。現地で話を聞いた京都大学の男子大学院生(24歳)は、次のように生々しい実態を語ります。
「朝8時に予約ボタンを押した時点で、すでに受付番号が25番でした。油断して8時10分にアクセスすると、上限枠に達して当日受付が終了してしまうことも珍しくありません。順番が近づくと通知メールが届くので院内での拘束時間は減りましたが、左京区 皮膚科 当日予約を確実に勝ち取るには朝一番のスマートフォンの操作が欠かせません」
一方で、高齢者やWeb予約に不慣れな層が直接窓口を訪れた場合、2時間以上の待ち時間を余儀なくされたり、当日の診察を断られたりするケースも散見されます。出町柳や一乗寺の調剤薬局関係者は、「朝一番に直接来院された患者さんが『予約なしだとこんなに待つのか』と困惑される姿を頻繁に見かけます。特に花粉症シーズンと重なる春先や、汗疹(あせも)・虫刺されが増える初夏は混雑が極限に達します」と現場の負荷を証言します。
また、夜間診療に関しても実質的な受付締切時間に注意が必要です。公称の診療時間が「19時まで」と掲示されていても、新規の患者や処置を要する重症患者の場合、受付を18時30分で打ち切る医院が少なくありません。仕事帰りの受診を想定しているビジネスパーソンは、実際の最終受付時刻を事前確認することが必須条件です。