横溝菜帆が『義母と娘のブルース』の宮本みゆき役に抜擢された背景には、業界内でも有名な逸話が存在します。当時の制作発表資料および監督・プロデューサー陣の証言によると、みゆき役の選考は約277人が参加した大規模オーディション形式で実施されました。
選考の決め手となったのは、作為のない自然体の演技と、母親を亡くした悲しみを内に秘めつつも明るく振る舞う「みゆきそのもの」の存在感でした。主演の綾瀬はるかや父親役の竹野内豊との掛け合いにおいて、台本に書かれたセリフ以上の心理描写を即興で返してみせる勘の良さは、現場スタッフ全員を唸らせたと記録されています。
彼女の主な出演歴を振り返ると、子役時代から一貫して骨太な作品に携わってきたことが分かります。
- ドラマ『義母と娘のブルース』(2018年/TBS):宮本みゆき(幼少期)役で大ブレイク。第1話から第5話までのメインストーリーを牽引。
- NHK連続テレビ小説『スカーレット』(2019年):ヒロインの幼馴染・大野信作の妹である大野桜役を好演。
- ドラマ『君と世界が終わる日に』シリーズ(2026年〜/日本テレビ・Hulu):過酷な終末世界を生き抜く少女・三島くるみ役として体当たりのアクションとシリアスな演技を披露。
- 劇場アニメ『かがみの孤城』(2026年):主要キャラクター・フウカ役の声優を務め、声のみの演技でも高い評価を獲得。
単なる「可愛い子役」の枠に収まらず、過酷なサバイバル劇から繊細なアニメーションの声優まで、難易度の高い役柄へ果敢に挑戦してきたキャリアパスが、現在の安定した評価の土台となっています。