ベッドに置いた瞬間に起きてしまう「抱っこでしか寝ない」状態や、布団の上で「ウーウー」と激しく唸る姿に戸惑う方も多いはずです。これらには発達段階特有の理由があります。
まず、布団に置くと起きてしまう最大の原因はモロー反射と環境の急激な変化です。抱っこされているときの温もりや丸まった姿勢から、平らな布団に移されることで「落下感」を覚え、両手をビクッと広げるモロー反射が誘発されます。これが有名な「背中スイッチ」の正体です。
また、夜間に激しく唸る原因の多くは未熟な消化器官による腹部の張りやガスにあります。生後1ヶ月頃は母乳やミルクを飲む量が一気に増える一方、胃腸の蠕動運動や排便コントロールが未発達です。お腹にたまった空気や便を出そうと全身に力を込めるため、唸り声を上げながら手足をバタつかせます。これは成長に伴う自然な身体の反応です。