種の下準備が完了したら、いよいよ発芽・育苗のステージへと進みます。最初から大きな鉢に植えるのではなく、段階を踏んで苗を強化していくのが確実なアプローチです。
まずは清潔な種まき用土や赤玉土(小粒)を満たしたポリポットに、種を用土の深さ1cm程度に浅く植え付けます。たっぷりと水を与え、土の表面が乾かないよう日陰で管理すると、数週間で鮮やかな緑色の新芽が顔を出します。多胚性のみかんは1つの種から2〜3本の芽が出ることが珍しくありません。その場合は、最も太く勢いのある元気な芽を1本だけ残し、他を根元から間引きします。
本葉が5〜6枚程度まで増えた段階で、日当たりの良い屋外環境へ徐々に慣らし、5〜6号サイズの鉢へ植え替えます。みかんは日光を好む陽樹であるため、春から秋にかけては日照時間が1日6時間以上確保できる風通しの良い場所で管理することが、丈夫な幹を育てる絶対条件です。