ウォーターサーバーを検討する消費者が最も直面する疑問が、「東京ガスにまとめることで、既存の専門メーカーよりも家計が浮くのか」という損得の分岐点です。ネット上では「ガスとセットで大幅に安くなる」といった断片的な情報も見受けられますが、実際の東京ガスウォーターサーバー料金の構造は極めてシンプルかつシビアに設計されています。
公式発表資料および契約規定を確認すると、サーバー本体の月額レンタル費用は完全無料(0円)に設定されています。毎月発生する基本的な支払いは、定期配送される水ボトルの代金のみです。注文の基本単位は「12リットルボトル×2本(1セット=24L)」となっており、標準価格は月額4,190円(税込)(キャンペーン適用時は税込3,974円〜)となります。この価格設定は、プレミアムウォーターやコスモウォーターといった大手天然水ブランドの相場とほぼ同水準であり、格段に水代そのものが安いわけではありません。
期待が集まるガス電気セット割引の実態についても、冷徹な検証が必要です。東京ガスの契約者が期待しがちな「毎月の水代が数百円単位で直接値引きされる」という仕組みではなく、実質的なメリットは会員向けWEBサービス「myTOKYOGAS」を通じたmyTOKYOGASポイントの付与や還元施策に集約されています。生活インフラを一括管理できる利便性やポイント蓄積の恩恵はあるものの、純粋なランニングコストだけで比較した場合、他社天然水サーバーを圧倒するほどの金銭的ディスカウントが常時働くわけではない点に留意しなければなりません。