彼女のキャリアの原点は、鮮烈なファッションモデル時代にさかのぼる。圧倒的なスタイルと洗練された顔立ちを誇っていた彼女は、ファッション誌のカバーガールとして彗星のごとく登場した。その浮世離れした美しさにいち早く目をつけたのが、大手映画制作会社である松竹株式会社だった。
松竹専属の専属モデル兼女優として映画界へ足を踏み入れた彼女は、瞬く間にスターダムへと駆け上がる。当時撮影されたポートレートや秘蔵のスチール写真には、都会的なスマートさと、どこか影のあるミステリアスなまなざしが同居していた。華やかなドレスに身を包んだ立ち姿はあまりにも優美で、当時のファッション界や映画ファンを大いに熱狂させたのだった。