ゲームが始まったら、手番という概念は存在しません。双方がリアルタイムで、中央にある2枚の台札に対して自分の場札から出せるカードを素早く重ねていきます。出せる条件は、台札の数字に対して前後に連続する数字(連番)であることです。スート(マーク)や色は一切関係ありません。たとえば台札が「7」であれば、出せるカードは「6」または「8」となります。
ここで重要なのが、トランプのスピードの循環・連番ルールです。数字の端である「1(A)」と「13(K)」がつながるかどうかは、対戦前に必ず確認しておくべき分岐点です。日本国内の一般的な競技スタイルでは、「K ⇄ A ⇄ 2」というようにKとAをつなぐ循環ルールが主流となっています。しかし、一部の地域やローカルルールでは「Aは2にしかつながらず、KはQにしかつながらない(端でストップする)」と定めている場合もあります。循環ルールを採用するとゲーム展開が劇的に加速し、停滞が大幅に減少します。
場札からカードを台札に出したら、即座に自分の山札から1枚引いて常に場札を4枚キープしなければなりません。カードを出すことだけに夢中になり、場札が減ったまま戦うのは戦術的な大きなロスにつながります。そして、スピードの勝敗条件と上がり方は明快です。手元の山札がゼロになり、さらに場札の4枚すべてを台札に出し切って、両手を叩いて「スピード!」とコールしたプレイヤーが勝者となります。