現在までに断片的に公開されているコンセプトアートやクリエイター陣の発言から、第3作のプロットの輪郭が徐々に見えてきました。エルサが自らのルーツである「アートハラン」と魔法の森に残り、アナがアレンデール王国の新女王として即位した第2作のラストから、物語はさらなる未踏の領域へと踏み出します。
ファンイベントD23で公開されたコンセプトアートには、雄大な角を持つ生き物に跨がり、夕陽に染まる幻想的な世界を進むエルサとアナの姿が描かれていました。後方にはオラフの姿もあり、二人が再び合流して新たな旅路に出ることが視覚的に裏付けられています。現場の制作関係者によると、第3作のテーマは「魔法の起源と世界の境界」であり、なぜエルサだけに力が与えられたのかという根源的な問いに対して、過去2作で明かされなかった深層史が描かれる見込みです。
さらに異例なのは、第3作の完成を待たずして『アナ雪4』の制作決定が公言されている事実です。ディズニーのアニメーション史において、三部作を超えて第4作の同時進行がトップから明かされるのは前代未聞の事態です。これは、かつて『アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー』と『エンドゲーム』が連作として映画史を塗り替えたように、アニメーション部門においてもメガフランチャイズのクライマックスを2部構成のスペクタクルとして演出する経営方針の表れと分析できます。