二人の関係性を語る上で欠かせないのが、2011年のHKT48結成からの歩みです。1期生オーディションに合格した当時、まだ中学生だった二人は、最初から対照的な役割を与えられました。
兒玉遥はデビュー初期から劇場公演やAKB48シングル選抜において「初代センター」に抜擢され、グループを牽引する重責を一身に背負いました。がむしゃらに汗を流し、滑舌に悩みながらも前を向くその姿は、HKT48の「全力感」の象徴でした。対して宮脇咲良は、清楚なビジュアルと抜群のアイドル適性で瞬く間にファンの心を掴み、第4回選抜総選挙でHKT48メンバーとして初のランクイン(47位)を達成。全国的な知名度を急拡大させていきます。
2015年4月にリリースされたHKT48の5thシングル『12秒』では、二人がダブルセンターに就任。ファンの間では「さくはるコンビ」としてグループの黄金期を象徴する並びとなりましたが、その華やかなステージの裏側では、運営の采配や総選挙の順位によって常に比較され続ける過酷な競争が繰り広げられていました。