結論から述べると、現在進行形で首都圏の基幹テレビ放送を担う「主テレビ塔」は東京スカイツリーです。しかし、歴史的象徴としての「東京のテレビ塔」といえば、港区芝公園に立つ東京タワー(正式名称:日本電波塔)を指すケースも根強く残っています。
1958年(昭和33年)に開業した東京タワーは、乱立していた各放送局のアンテナを一本化し、関東一円へアナログテレビ電波を届ける総合電波塔として誕生しました。長らく東京のランドマークとして君臨していましたが、2013年5月31日午前9時をもって、NHKおよび在京民放キー局5社の地上デジタルテレビ本放送の送信拠点は東京スカイツリーへと完全に移行しました。
現在における東京タワーの電波送信機能は、TOKYO FMやInterFM897などのFMラジオ放送のメイン送信所、およびテレビ放送に万が一の障害や点検が発生した際の「予備送信所」として極めて重要なライフラインの役目を担っています。