虫歯治療における最大の障壁は、何と言っても麻酔の注射や削る際の痛みに他ならない。同院では、麻酔針を刺す前の皮膚感覚を麻痺させる表面麻酔の徹底をはじめ、極細の針と電動麻酔器を組み合わせた段階的な局所麻酔システムを採用している。注入圧力をコンピューターで一定に制御することで、組織にかかる余計な圧力を抑え、刺入時の不快感を極限まで軽減する仕組みだ。
さらに、う蝕(虫歯)部分のみを正確に検知して必要最小限の切削に留める極小レーザー装置や、肉眼の数十倍に拡大して歯の構造を観察できる高倍率マイクロスコープを導入。肉眼では見逃しがちなミリ単位の変性を正確にとらえ、健やかな歯質を最大限に残す努力が重ねられている。「可能な限り削らない・抜かない」という理念が、最先端の機器と技術の融合によって具現化されていた。