ギラン・バレー症候群の予後を分ける最大の要因は、「発症の超初期にいかに早く脳神経内科の専門医療機関へアクセスできるか」に尽きます。
即座に神経内科・救急外来を受診すべき人の判断基準
- 風邪や下痢が治ってから1〜3週間後に手足のしびれが始まった
- しびれや脱力感が左右対称に、足先から上に向かって広がっている
- スリッパが脱げる、手すりがないと階段が昇り降りできない
- 水を飲むとむせる、声が出しにくい、息苦しさがある
これらのサインが複数当てはまる場合は、様子を見ずに「脳神経内科(神経内科)」を標榜する総合病院へ急行してください。夜間や休日の場合でも、進行性がある場合は救急受診を躊躇してはなりません。
私たちが日常生活でできる最大の予防行動
ギラン・バレー症候群そのものを100%防ぐワクチンは存在しませんが、最大のトリガーである「カンピロバクター食中毒」を未然に防ぐことは誰にでも可能です。
鶏肉を扱う際は中心部まで十分に加熱(75℃以上で1分間以上)すること、生肉を扱ったトングやまな板を他の食材と共用しないこと、そして市販の鶏刺しや半生調理の肉料理を安易に過信しないことが、自分自身の神経を守る最も確実な防壁となります。