茶色いおりものは病気?生理前後・妊娠の兆候と受診すべき危険サイン

茶色いおりものは病気?生理前後・妊娠の兆候と受診すべき危険サイン

茶色いおりものは病気?生理前後・妊娠の兆候と受診すべき危険サインとはどんな影響があるのか? 主要なファクトを丁寧に紐解いて紹介します。

Q1:茶色いゼリー状の塊が出ました。流産や重い病気の兆候でしょうか?
A1:排卵期や生理前に分泌される子宮頸管粘液が、少量の酸化した血液を巻き込んでゼリー状の塊になる現象は、多くの健康な女性にも見られる生理的な反応です。痛みがなく1〜2日で治まる場合は過度な心配はいりません。ただし、激しい下腹部痛を伴う場合や、妊娠の可能性がある時期に大量のレバー状の塊が排出された場合は、切迫流産や子宮内膜疾患の可能性があるため直ちに産婦人科を受診してください。

Q2:茶色いおりものが10日以上続いていますが、ストレスのせいでしょうか?
A2:ストレスによるホルモンバランスの乱れ(機能性出血)で茶色いおりものが長引くことは珍しくありません。しかし、1週間以上継続している場合、子宮頸管ポリープ、子宮内膜炎、子宮頸がんなどの器質的疾患が隠れているリスクを否定できません。「ストレスのせい」と自己診断して放置せず、必ず婦人科でエコー検査およびがん検診を受けてください。

Q3:茶色いおりものが出ている最中でも、産婦人科を受診して診察を受けられますか?
A3:全く問題ありません。むしろ医師にとっては、出血の性状(色、粘度、出血部位)を直接肉眼で確認できるため、出血中の受診は診断精度の向上につながります。生理初日〜2日目のような大量出血でない限り、茶色いおりものが出ているタイミングで迷わず受診してください。

Q4:更年期(40代後半)に入ってから茶色いおりものが増えました。なぜですか?
A4:更年期は卵巣機能が衰退し、エストロゲンとプロゲステロンの分泌が乱高下するため、子宮内膜が均一に剥がれず不規則に出血する「無排卵周期の機能性出血」が頻発します。また、女性ホルモンの枯渇により膣の自浄作用が低下し「萎縮性膣炎」を起こして少量の出血が続くこともあります。ただし、この年代は子宮体がんの好発期でもあるため、定期的ながん検診を併せて受けることが極めて重要です。

中川 明日香
著者

中川 明日香

エンタメ・カルチャー業界の深掘り取材を得意とし、現場のリアルな声をお伝えします。