キャストの交代という極めて繊細な局面において、虹ヶ咲チームが見せた対応とファンコミュニティの温かさは、コンテンツ史に残る美しいドラマとなった。2023年4月から後任を引き受けた林鼓子は、巨大なプレッシャーを跳ね返し、楠木が作り上げた「せつ菜像」への深い敬意を払いながら、自身の新しい風を吹き込んだ。
楠木ともり自身も、林鼓子へのエールを惜しまなかった。ライブ会場やメッセージを通じて交わされた互いへのリスペクトは、キャラクターがキャスト個人のものにとどまらず、作品とファンみんなで育てていく宝物であることを証明してみせた。降板という悲劇を「継承という希望」へと変えたこのドラマは、今なおファンの間で語り草となっている。