現地を訪れる旅人にとって最大の関心事は、いかにゆったりと名湯を堪能できるかだろう。週末や連休の昼下がり、露天風呂は開放感を求める入浴客で賑わいを見せる。ここで鍵となるのが、地元常連客が実践している時間差アプローチだ。
狙い目は開館直後の午前中、もしくは夕食時の17時半から18時半。この時間帯は驚くほど人の波が引き、広々とした庭園露天風呂を独り占めできる瞬間すら訪れる。さらに館内併設の直売コーナーや近隣の特産品販売所では、町民ならではの特典情報や旬の柑橘類の限定入荷に出会えることも多い。少し時間をずらすだけで、得られる贅沢さは何倍にも膨らむ。