空気清浄機を設置して最も警戒すべきなのが、メンテナンス不足による環境悪化です。「空気を綺麗にしているつもりが、実は部屋中にカビの胞子を撒き散らしていた」という事態は決して誇張ではありません。特に加湿機能付き空気清浄機は水タンクやトレイにヌメリや水垢が発生しやすく、放置された湿潤環境はカビや雑菌の温床となります。異臭を感じた時点ですでに手遅れであり、アレルギー症状を悪化させる引き金になり得ます。
さらに見落とされがちなのが、微粒子を99.97%以上捕集するHEPAフィルターの寿命と交換時期です。カタログスペックに「10年交換不要」と記載されていても、これはタバコや油煙がない理想的な試験環境を前提とした目安に過ぎません。一般的な居住環境ではプレフィルターの埃詰まりや油煙の付着により、実質3〜5年程度で捕集性能が著しく低下します。最低でも2週間に1回程度のプレフィルター清掃を行わないと、吸引風量が落ちて無駄な電力だけを消費し続けることになります。