酸素を多く含む血液とは?動脈血の正体と肺循環の盲点を専門解説

酸素を多く含む血液とは?動脈血の正体と肺循環の盲点を専門解説

酸素を多く含む血液とは?動脈血の正体と肺循環の盲点を専門解説についての真相を徹底解説します。

臨床医学や検査データにおいて、動脈血と静脈血は明確な数値基準によって厳密に区別されています。日本呼吸器学会などの臨床ガイドラインでも用いられる主要な指標をまとめました。

項目動脈血(詳細・数値データ)静脈血(一般的な基準・相場)編集部の見解・評価酸素飽和度(SO₂)約95〜98%(高濃度結合)約70〜75%(組織消費後)パルスオキシメーターが指先で計測しているのは動脈血の数値酸素分圧(PO₂)80〜100 mmHg約40 mmHg組織との圧力差により、物理的な受動拡散が可能になる二酸化炭素分圧(PCO₂)約35〜45 mmHg約45〜50 mmHg代謝産物として静脈血に溶け込み、肺へ運ばれて呼気となる血液の外見・色調鮮紅色(明るい朱色系)暗赤色(黒みを帯びた赤)健康診断の採血で見ている注射器内の血液は暗赤色の静脈血流れている主な血管大動脈、全身の動脈、肺静脈上・下大静脈、全身の静脈、肺動脈「肺動脈=静脈血」「肺静脈=動脈血」の逆転を把握することが必須

表から明らかなように、静脈血であっても酸素が完全にゼロになるわけではありません。安静時であれば約70〜75%の酸素が残存しており、激しい運動時や虚血状態に陥った際の安全マージン(予備力)として機能しています。

高橋 健太
著者

高橋 健太

Webメディアでの編集・執筆歴10年。読者の好奇心を刺激するストーリー作りを心がけています。