滝川クリステルの現在の活動を語る上で、決して欠かすことができないのが動物保護活動です。彼女は2014年5月に一般財団法人「クリステル・ヴィ・アンサンブル(Christel Vie Ensemble)」を設立し、代表理事として現在に至るまで精力的な指揮を執っています。
著名人が名義貸しのように関わる慈善活動とは一線を画し、彼女の取り組みは極めて実践的かつ構造的です。東日本大震災の被災地で保護された愛犬「アリス」(ラブラドール・レトリーバー)を引き取り、看取った経験から、日本のペット産業や殺処分の現状に深い問題意識を抱いたことが原点となっています。
同財団では「2020年までに犬猫の殺処分ゼロ、生物多様性保全」を掲げてスタートし、保護犬・保護猫の認知拡大を図る「Project Zero」や、動物保護シェルターの設備改善を支援する「Project Red」を展開。近年では、全国のホテルや商業施設と連携して保護犬の譲渡を促進する「Panel for Life(命のパネル)」プロジェクトを主導し、年間数十万人の目に留まる仕組みを構築しました。
さらに、行政機関や獣医学会とのシンポジウム開催、法改正への提言など、単なる「情への訴えかけ」を超えたロビイング・啓発活動を実行しています。テレビで自身の笑顔を消費させる時間を削り、この財団運営と現場支援に投じていることこそ、近年の露出減少の最も前向きな理由と言えます。