定められた初任科教養を修了した訓練生には、涙と誇りに満ちた岩手県警察学校の卒業式が待っています。入校当初は頼りなかった顔つきが、数か月後には引き締まった本職の警察官の面構えへと変貌を遂げ、家族や教官が見守る中で卒業証書と警察手帳を受け取ります。
卒業式を終えたその日、訓練生たちは各々の配属先となる警察署へと旅立ちます。主な配属先は、県内最大の事案数を抱える盛岡東警察署や盛岡西警察署をはじめ、花巻署、北上署、奥州署、一関署などの内陸主要署、さらには宮古署、釜石署、大船渡署といった沿岸部の警察署です。
配属後は全員がまず「地域課」に配置され、交番勤務(パトロール、地理案内、事件事故の初動対応など)から警察官としてのキャリアをスタートさせます。警察学校で培った基礎体力と法律知識、そして同期との絆が、過酷な現場の最前線で命を守る盾となります。