父親が有名事務所のヒット曲を手掛けた作詞家であるという事実が広まるにつれ、ネット上では一部で「事務所入りは父親のコネだったのではないか」という穿った見方が囁かれた時期がありました。しかし、当時のオーディション経緯と証言データを検証すると、その噂は完全な誤解であることが分かります。
2008年4月、当時中学2年生(13歳)だった菊池風磨は、父親に相談することなく自らの意思で履歴書を送付しました。常利氏自身も、息子が事務所に応募したことを直前まで知らされておらず、「自分の力で試してみたい」という息子の決意を尊重し、あえて事務所関係者への事前連絡や口利きを一切行いませんでした。
それを証明する決定的なエピソードが、ジャニー喜多川氏とのやり取りです。風磨がオーディションに合格し、レッスン生として活動を始めてしばらく経ったある日、ジャニー氏が風磨の保護者欄に記載された父親の名前を見て「YOU、J&Tの息子だったの!? なんで最初に言わないの!?」と激しく驚愕したという逸話は、ファンの間でも語り草となっています。つまり、菊池風磨は正真正銘、己のルックスと歌唱力、パフォーマンス能力だけで合格を勝ち取ったのです。